マイノリティーな人々

テレビのご意見番として、いわゆる「オネエタレント」の方がバラエティ番組で活躍している。
ゲイバーがひしめく新宿二丁目で店を構えるオーナーたちの中には、女性客から恋愛相談をたくさん受ける方もいるようだ。

私も、ゲイの方の恋愛相談ブログを毎日見ている。
女性の気持ち、男性の本音と建て前がよく分かっているからこそ、的を得た回答をすることができる。
このことから、多くの女性は「オネエ」へ恋愛相談をしたがるんだと思う。
しかし、男性からはそのことに疑問を持つ声も上がる。
「人生経験豊富だからと上から目線で意見を言うオネエたち。
同性を恋愛対象にしていることを“人生経験豊富”というのは違和感がある」とのことだ。
そう言われてみると、そんな気もする。
異性と結婚をして、子どもを授かり、親族が出来上がっていく。
そのことを通じて大きく成長し、人間形成が行われるが、同性好きだとそのプロセスは何も経験しない。
なのに人生経験豊富というのは確かに違う気がする。
子どもを持つひとが偉い、と言いたいわけではないけが、自分は結婚や親になるということを選択してない人に、どうして女は相談などしているのだろうか?今になって疑問に思ってきた。
客観視した意見は言ってもらえるが、実践できそうなことはアドバイスしてもらえないと思う。
ズバッと辛口で本音を言ってくれるが、オネエ以外の人でも辛口でアドバイスする人はたくさんいる。
私も同性異性にかかわらず相談を受けたらズバズバ本音を言うタイプだ。
結局のところ、男だろうが、女だろうが、オネエだろうが、恋愛相談ほど当てにならないものはない。
あくまでも「参考適度にしよう」と憂さ晴らしくらいに考えていた方が良い。