通学の電車内では英会話のテープを聴き、外国人と話す機会があれば積極的に話しかけ、日記は英語で書き、短期語学留学もしました。
学生時代は英語の勉強に非常に力を入れていました。
通学の電車内では英会話のテープを聴き、外国人と話す機会があれば積極的に話しかけ、日記は英語で書き、短期語学留学もしました。
半ば本気で通訳・翻訳者を目指した時期もありましたが、通信講座で翻訳を勉強していくうちに、どこまで意訳が許されるのか、原文に忠実だがぎこちない訳文と、意訳だが日本語としてきれいな訳文どちらを優先するべきなのかなど、自分なりに課題が増え、結局職業としてやっていける力をつける前に挫折してしまいました。
また、同時通訳の講義を受けた際には聞こえる内容を訳して口に出している間に次の言葉を聞き取ることができず、通訳者の中でも同時通訳者の技術の高さに感服しました。
それほどに技術を要するはずの通訳翻訳が、近年ではクラウドソーシングの発展により、非常に低い報酬で取引がなされるようになり、翻訳内容の質も落ちているように感じます。
技術職であるはずが、市場で安売りされているようで、残念です。
子供の早期英語教育に関しては、一概に間違っているとは思いませんが、母国語の樹立が最優先であると思います。
英語教育に幼いころから力を入れるあまり、日本語の力がとても曖昧になってしまった子供を何人か知っています。
将来英語だけを使って、英語圏の国で暮らすのならそれもありかと思いますが、あくまでまわりから見てアイデンティティは日本人であるのに母国語を話せない、母国の文化をよく知らない、ひたすら西洋人に近づこうと模倣をしている人はまわりから不思議に思われているようです。
やみくもに英語を習得すればよいというものではなく、その英語を使って語ることのできる内容、日本人としての教養など身につけることが大切だと思います。