仕事をする上でも恋愛でも友達でも、AB型の男がとにかく苦手だ。
AB型の女よりも単純で分かりやすいが、一言で言うと「面倒」だ。
外面が良くて、最初は誰からも好かれるタイプが多い。
しかし、何年も付き合いが続くにつれて、中身の足りない男ということに気がついてくる。
責任転嫁が上手い所がある。
「自分が一番悪い。申し訳ない」という内容の謝罪を、隙が無いようにしてくる。
神妙な面持ち、完璧な文体、謝罪の言葉。
どれを取っても申し分ないが、それらもすべて計算済みだ。
責任転嫁なんてしません、全部僕が被りますから、と言いながらも、「責任を押しつけられることはないだろうな」と頭で計算しているところが、同じAB型の私からしたらよくわかるから、本心で付き合いを持つのが嫌なのだ。
恋愛では、最初のハードルがとにかく低い。
根っからのエンターテナー体質で主役でいるのが大好きだ。
キラキラした男が好きな女はころっといってしまう。
しかし、付き合いをはじめてみると、とにかく冷徹。
仕事とお金が一番で、それを守るために、付き合っている女に我慢を強いることは当たり前だと思っている。
私はさっぱりした性格だから、それくらいドライな方がいいと思って一度付き合ったことがある。
しかし、女の気持ちの根底は「一緒にいたい」「愛されたい」という思いがある。
だから心から冷徹なAB男とは合わないのだ。
しかし、案外自分の人生に対して無設計の男が多い。
お金の使い方はそれで良いのか？と今から不安になってしまう。
自分を犠牲にして支えてあげたい！そう思ってくれる献身的な女が現れたら、さっさとくっついた方が身のため。
金銭的な設計図を描いてもらいつつ、自分の理想を貫いていけばAB男にも明るくて温かい未来が待っているかもしれない。