非日常への扉

最近、日記をつけたら毎日同じ内容になってしまいそうな程に、変化のない毎日を送っています。
それはそれで楽しいので問題はないのですが、たまには非日常的な体験をして、どきどきわくわくしたいものです。
大学生の頃は、定期的にライブに行くことでそういう体験をしていました。

もともと邦ロックバンドが好きで、メジャーなバンドからインディーズバンドまで、色々なライブを観に行っていました。
大学で似た趣味の友人が出来てからは更に行く頻度が増えて、一ヶ月に一回くらいのペースでライブに行っていました。
その中でも一番好きなバンドのライブは、一年に一度の特別なものでした。
会場も大きいし、ライブグッズに何万円も使っていました。
その時に買ったTシャツやタオルは未だに大事にとってあります。
何万人という人が集まって、それが全員同じバンドのファンで、同じ曲を聞いて感動している、と思うと、夢の世界にいるような気がしてきます。
もちろん、毎月手軽に行けるようなライブもちゃんと楽しんでいました。
小さなライブハウスで、ワンドリンクのコーラを持って、重低音が響く中で身体をゆらゆらさせるのは、周りとの一体感もあり、とても興奮します。
ドラムやベースの音が足元からびりびりと響いて伝わってきて、ストロボやミラーボールがきらきらしていて、宇宙空間にいるような気分になります。
ダウナー系のバンドを観に行くと、気持ちよさのあまり眠くなってしまうこともあります。
爆音で音楽が鳴っているのに、体が浮遊感で気持ちがよくて、立ったままうつらうつらしてしまうのです。
これは普通の日常生活では味わえない感覚だと思います。
最近は毎日バイトで、すっかりライブにも行かなくなりました。
毎日同じ日常を繰り返すだけなので、いつかまた手軽なライブハウスに、非日常を感じに行きたいと思います。