女スキルを娘にこされた35歳の私

2歳の娘がいるのですが、娘が幼いながらに「女」であるということを意識させられた瞬間はたくさんあります。
その一つが毎朝忙しい時間にバタバタしながら、娘と格闘する「ヘアスタイル」なのです。

ヘアスタイルなんて、前の髪の毛が目に入らずに、肩についた髪の毛がしっかり束ねられていればいいのではないでしょうか。
私はとても思うのですが、娘は違うらしいのです。
それを一分一秒を争っている朝の時間に注文してくるのです。
最初の頃は、私が邪魔にならないように髪の毛を結ぶだけというスタイルで、二つ結びにしていました。
その後、たまたま七五三があったので、髪の毛をポニーテールにしてお団子にしたり、編込みをしたりしてもらって写真屋さんで七五三の記念にお写真をとりました。
その翌日から、今思えばおかしかったのです。
まず「ゴムはこれじゃいや、ピンクがいい!」と始まりました。
そのくらいならお安いご用…と私は何も言わずに結びなおしました。
さらに翌日、クルクルした髪の毛じゃないと嫌だと言い始めたのです。
確かにくるっとした髪形で写真を撮ったので、そのことを言っているのだとすぐ分かりました。
その日はアイロンなんてかけてあげる時間がなかったので、三つ編みで妥協してもらいました。
そして、それから三つ編みして夜寝るようにし、クルクルの髪形で幼稚園に行くようにしました。
さすがに土日は幼稚園も休みだし、手間にもなるので編まずに迎えた土曜の朝。
発狂するのです。
クルクルしない自分の髪の毛を鏡で見て、「やだー!」と叫ぶのです。
もう私は仕方がないと編み込みをしてあげたら、すごく喜んだ娘。
それからは毎日時間がないのに15分ロスして、編み込みをする朝の連続です。
なんでしょうか、この女スキルの高さ!
35歳のおばさんが2歳の娘に女度を越されているのです。
私も三つ編み…いや、できません、でも女子らしさが近年どんどん低年齢化していて、本当に私にはついていけない気がします。