心をいれかえようと思うこと

今年40歳を迎える私は、新年になって心を入れ替えようと思ったことがあります。
それは、毎日を丁寧に生きることです。
仕事も家事も子育ても人とにお付き合いもぜんぶ丁寧に行おうということです。

特にひとつ、自分を必ず変えようと思っていることがあります。
それが、父との会話の仕方です。
父は高齢になっているので、どうしても自分勝手なことばかり言ったり、頑固になったりと話していても会話にならないことが多くなってきました。
私が、そんな父との会話でイライラするといつも冷たい受け答えをしてしまっていたのを見ていた子供もわたしのように父に冷たい受け答えをすることが多くなってきました。
そんな子供の姿を見て、私がわるいんだなぁと感じました。
だから、お正月に子供と話をして、もっと丁寧に父と会話をしようと決めました。
でも、そうは言ってもいい大人になっている私はなかなか治すことができなくて苦労しています。
けれども、子どもはあっという間も自分の悪いところを直すことができるんです。
きちんと理由を説明してあげて、その理由に納得ができれば、きちんとそれをなおすことができるなんて、素直だからできることなのでしょうか。
子どものそんな素直な姿を見て、自分も素直に生きなくてはいけないとおもいました。
そして、もう一つ学習したことは、子どもには頭ごなしに起こるのではなくて、きちんとゆっくりと理由を説明してあげることが大切なのだと思うのです。

恩師からの教え

私には一生涯忘れことができない恩師がいる。
それは高校時代3年間担任をしてくれた日本史の先生だ。
周りのみんなは割と怖いと先生のことを言っていたが、実はとても生徒思いの優しい人だった。

その先生海ら、高校3年の時言われたことが未だに忘れることができない。
当時私は、受験勉強につまづきを覚え、メンタル面で自暴自棄になっていた時期だった。
どれだけ頑張っても成績は上がらず、いつしか頑張ることすら嫌になっていた時だった。
しまいには、大学ではなく専門学校へ行くとまで言い出してしまったりして、周りの大人を大いに混乱させた。
担任の先生も当時は期待をかけくれていて、成績が下がっていくことに心底心配してくれていたのだ。
そこで「何も1度きりじゃないんだよ。チャンスはまたやってくる」と励ましの言葉をくれた。
単純、現役じゃなくて浪人でもいいんだという意味なのだろうが、当時の私はその言葉でとても楽になったのだ。
それでも私は家庭の事情というか、親が浪人させてくれるような人ではなかったし、私自身一刻も早く家を出たかったので、先生の言葉は実際の行動としては影響がないものになってしまった。
だけど、受験の時だけでなくなにか重大な試験の前などには、この言葉を思い出すことがある。
何度だってやり直しはきくのだ。
躓いたら躓いたで学ぶことも多いし、その先に成功があると思えば失敗も悪くない。
そもそも「失敗は成功のもと」という言葉があるくらいだ。
何も失敗せず順風満帆な人生もそれはそれでつまらなかったろうと思うと、今の自分は嫌いじゃない。