地味なセーターなどであっても、首回りに華やかなストールやマフラーを巻くことでお洒落になることは以前から知っていました。
そんな素敵な女性のファッションをよく目にしています。
私も体を温めることもできるストールは大好き。
ただ、最近は巻ければ何でも良いという訳ではなく、こだわりを持って選ぶようにしています。
なぜなら、安っぽいものだと全体的に安っぽいファッションに見えてしまうことに気が付いたからです。
せっかく高価なセーターを着ていても、そうは見えなくなってしまいます。
反対に、リーズナブルなセーターであっても、良いストールを巻くことで高価なものに見えてくるのです。
ですから、多少高くても私は高いものやしっかりした材質のものを、買うようにしているのです。
これはあまりない、私のファッションの唯一のこだわりと言って良いかもしれません。
しかし、その価値観がガタガタと崩れてしまうものに出会ってしまいました。
友人と久しぶり会った時、彼女は刺繍がたくさんされている綿のような材質のストールを巻いていました。
聞くところによると、それはお友達から作ってもらったプレゼントだと言います。
一針一針縫われたようなものでした。
それが、本当に何とも言えない不思議な空気を醸し出しているのです。
確かにあまり高価なファッショには見えないのですが、物凄く素敵です。
これを作った方は、本当に私の友人のことが好きなのだなと分かりました。
そして、凄く羨ましく思いました。
こんなに思ってくれる人がいる友人は幸せ者です。
私にも誰か作ってくれないかななんて、少し思ってしまいました。