ハリウッド映画は観ていてとても楽しくて、上映後には娯楽を楽しんだなあというような感覚が残る。
格好良さや美しさ、喜びや悲しみ、戦いや謎、感動や驚き、恋や愛などすべての要素が詰まっているように感じる。
もちろん観ている時はそんなことを感じさせないようなつくりになっている。
なっている、というよりはそういう風に作っていると言った方が良いだろう。
きっと彼らはエンターテインメントとはどういうものかということを、「売り物」として理解している。
私を含め日本人の多くは、そういったアメリカ式のエンターテインメントは身に付けていないと思う。
元々必要としていなかったし、子供の頃にそう多く与えられもしなかったから、「エンターテインメント」とは何たるかということがまず実感として分かっていないのだ。
アメリカ人の子供たちが受ける親からの愛情表現やクリスマスプレゼントを貰ったときの子供たちの喜びの表現の仕方を見るにつけ、彼らの中には脈々と受け継がれてきたエンターテインメントの精神のようなものがあるのだと気付いた。
おそらく日本人があれをやるには、エンターテインメントをきちんと勉強しなければならないと感じる。
基本的に日本人に身に付いているものではないのだから。
一方でそんな日本人の作る映画の良さというものもある。
作り手側で全てを伝えようとしないことで、受け手側が表現を自分の中で様々に解釈できる。
また、直接的な表現をあまり用いないことで、日本人の得意な「わびさび」を感じることができる。
そういう余白のようなものが、日常の生活の中から日本人には自然と身に付いているのだろう。
映画鑑賞
最近は劇場で映画をあまり見ていないな〜と気がついた。
以前は見た映画を手帳に書いていたのだが、今の手帳には1作品も書いていない。
レディースデーとして毎週水曜日、映画の日として毎月一日は映画が千円で見られる。
他にもファーストデーとして封切り作品の上映日やそのシアター独自に千円デーを設けている所もある。
夜21時以降に上映される作品については千円になるレイトショーも見逃せない。
このように安いチャンスを狙えば、映画も見やすくなるのだ。
さらに私が気に入っていたシアターでは、以前上映された映画を再び上映する再映作品を設けていた。
こちらは700円で見られるし、メルマガ会員であれば500円で見られるお得さ。
「あの作品見たかったんだよね〜!」というような良いチョイスをするのも気に入っているポイントだ。
仕事が終わって夜ご飯の待ち合わせをしている日などに、急いで観に行っていた。
たとえばアニメーション映画だとだいたいが90分程度なので、ちょっとした時間に見られるので嬉しい。
3時間を超える長編だと時間が空いている日でないと厳しいが、2時間程度なら映画に時間を割くことができるのだ。
しかし、このよういシアターでよく映画を見ていたのは実家に住んでいたころの話だ。
食事の用意をする必要もないし、門限もなかった。
だから21時から上映が始まるレイトショーも良く利用することができたのだ。
時間がある学生さんには、安く見られる機会をフルに活用して、たくさんの作品をみてほしいと思う。
映画を見に行く時間は大人になると意外と難しいのだ。