本好きの本読みだけれど

私は子供の頃から本が好きだったが、読書数というのは人並み程度の冊数だと思う。
嫌いではないし、むしろ好きである。
けれど果たして読書家と言えるかというと微妙なラインである。

単純にそんなに早く読むことができないので、購入する冊数と消化する速度のバランスが崩れて積ん読本がやたら多くなっている、とも言える。
増えていく一方なので、どうにかしなければと思うのだが、言い訳をさせてもらえれば読書時間がなかなかとれないのだ。
時間は作ればいい話で、所詮は言い訳ではあるけれど。

それでも読書は好きなことなので、「趣味は?」と聞かれれば「読書です」と私は答える。
読むジャンルはもっぱら文芸作品だ。
マンガを読書に含めてよいのであれば、それもまたよく読むがここでは無しということにしておこう。

文芸作品と一言にいっても、それはそれでまた細かくジャンル分けされているけど、昔から好きなのはミステリーなどの探偵ものは好きだった。
それは今でも変わらないが、自分自身の読書傾向に年齢と共に変化があるのは所有している本の並びを見るとよく分かる。

小学生の頃はミステリーもだが、幽霊だ何だとホラー要素のある作品が好きだった。
中学生の頃は、いわゆる文豪と呼ばれる人たちの作品を読むようになり、ミステリーでもとある有名な昭和の文豪の書くものにはまり、高校ではやたら家族の重たいテーマを描いた作品を好んで読んでいた。
大学生頃から幻想小説のようなものが好きになり。エンターテイメント性の高い作品を読むようになった。

現在はというと楽に読める本、ようは娯楽小説系が多い。
できれば笑える話だといい。
読後感が最悪という作品のも好きなだけれど、どんよりするよりさわやかな気分を味わいたい。
そう思うのは日々何かしらに疲れているせいかもしれないが。

ともあれ、時間をうまく利用し、今読んでる作品を読み終わりたい。
そして、自室に積まれている本の中からまた新たな作品を味わいたいと思う。