先日ネットのニュースでも今年の高校3年生はゆとり世代最後であり、来年からは範囲が広がるために浪人できないというような記事を見かけた。
なんだかとても大変そうだと当人には申し訳ないがとても他人事のようにそのニュースを受け止めていた。
自分自身の大学受験当時のことを思うと、やはりセンター試験というのは思い出の一つである。
もともとそれなり雪が降る地方の出身ではあるが、雪が降っていてものすごく寒かった記憶がある。
地元の大学が会場だったのだがそこまで母親に来るまで乗せていってもらい、入り口前には担任の先生などが居て言葉をかけてもらった気がする。
幸いにも試験は落ち着いてでき、その当時の自分としては良い結果が出せた。
しかしそれはあくまでセンター試験では、という話なのだが。
結局、第一志望だった国立の大学には落ちた。
浪人するという手もあったのだろうが、そこは事情もありというという事で滑り止めで受けた私立大学に入学した。
受験に失敗したことで、最初こそ落ち込んだりしたけれど、入学の準備しなければならなかったりでそのうち忘れた。
そして、入学してからは環境に順応していったのか、むしろこちらの大学で良かったのではないだろうか、とさえ思った。
私の場合は、この大学が自分に合っていたのだ。
大学受験は、その後の人生にとってとても重要な事を決めるものではある。
けれど、どこに入りたいかより、入ったところでどう学ぶかという方が大事だったのだと思う。
高校生までの勉強とは違って、専門性はもちろんあるだろうけど自分の知見を広げる事のできる場が大学というところだと思う。
事実私は、希望とは違う大学へは行ったものの、そこで出会った友人たちとは今でも仲良くしているし、勉強もとても有意義なものだった。
あの大学へ入学し、4年間通えた事はとても良かったと思っている。