コーヒーバイオグラフィー

子供の頃、コーヒーに大層憧れていた。
缶コーヒーは20歳以上でないと飲んではいけないと思っていたぐらいだから、とてつもなく大人の飲み物だという憧れが強かった。
あんなに黒くて苦い(らしい)ものを飲めたら、私は大人になったと威張っていいはずだ。

何とかして憧れのコーヒーに一歩でも近づこうと、抜け道を探した。
まずはコーヒー牛乳。

コーヒー牛乳コーヒー牛乳といったところで、それは本当のコーヒー牛乳ではなかった。
なぜなら、コーヒーの代わりが麦茶であったから。
つまりは、麦茶と牛乳を混ぜ合わせた、コーヒーの要素はないけれども色はとにかくコーヒー牛乳、というものである。

ちなみに、飲んでみると意外と味もコーヒー牛乳である。
結局は香ばしければなんでもコーヒーになるのか、と思った。

その次は、本当のコーヒー牛乳。
といっても、コーヒーなんてほんの少ししか入っていない、ほぼ白いやつ。
そんなでも、コーヒーが含まれているという事実はまごうことなき事実である。
これで、ぐっと大人に近づいた。

その後は、インスタントコーヒーにたっぷりのコーヒーミルクを入れたもの。
少し茶色になった。
もちろん、砂糖はたっぷり入れていた。
ものすごい甘いやつ。

それから、だんだん砂糖を抜いてミルクのみ、ブラックのコーヒーゼリー、インスタントのブラック、ドリップのブラック、とレベルアップしていった。
結局今はインスタントのブラックが一番飲みいいと落ち着いたのだが、こう見てみると、各人のコーヒー変遷の歴史と言うのは、それぞれのバイオグラフィーともとれるのである。

アイスコーヒー専用の豆

忙しい合間にちょっと手を止め、熱いコーヒーを淹れるのは何よりのリラックスタイムになりますね。
一年中ホットで飲んでもおいしいですが、夏になると時々アイスコーヒーが飲みたくなります。

ストックしてあるホット用の普通のコーヒー豆でホットコーヒーを入れて冷蔵庫で冷やしたり、大きな氷を入れて飲むこともできますが、やはりアイスコーヒー専用の豆で淹れたアイスコーヒーはまた一味違います。

アイスコーヒー用の豆は深煎りなので苦味が強くそのまま飲むと濃く感じますが、冷やしたり、氷を入れたりすると丁度よい苦味になります。

普通の豆で淹れたコーヒーに氷を入れると薄くなってしまうので、もし普通の豆しかない場合はコーヒーの粉をいつもより多めに使いましょう。

最近はインスタントコーヒーを美味しく煎れるコーヒーメーカーが販売されて、益々楽しくなっています。
ただ不満なのは、専用のパッケージの購入が必要になってくること。
少し割高で、恐らくリピート購入で顧客の囲い込みを目的としているのだと思います。

どこかのメーカーが、スーパーで売ってるビン入りインスタントコーヒーから、本格的な焙煎っぽいコーヒーメーカーを開発して欲しいものですよね。
作りだめしておくと、味が劣化してしまうから、難しいのでしょうか。

コーヒーについては健康説と不健康説が常に出回っています。
情報は常に正しいとは限らないので、自分の目で確認したいところですね。