何となく食べている家庭の味

今日、主人がコロッケにソースをかけていました。
私は醤油派です。
うちではお互いどちらかが妥協しないように調味料は各自自分でつけることにしています。
なので、私たちの子どもは醤油でもソースでもどちらでも食べられるようになりました。

家庭の味と言うのはもっと奥が深く、特に卵焼きってすごく顕著に出るものだと思います。
実は私、卵焼き、母が作るのはとても甘く、高校の時に私の卵焼きを食べた友達が「この卵焼きはスイーツ並みに甘い!」と言ったのをとても鮮明に覚えています。
本心からそう思ったのでしょう。
嫌味ではなく、驚きの声でした。
そして、その友達のお弁当に入っていた卵焼きを後日もらったのです。
しょっぱい!という私の反応ににやける友達。
本当に全く違う味だったのです。
同じ「卵焼き」のくくりに、この二つは入れてはいけないような気がしたほどです。
その後、今私は家庭を持ち、私が「家庭の味」を作っているわけですが、私は母の味の卵焼きは作っていません。
出汁と醤油と少しの砂糖のみです。
どちらかというと友達の家庭の味に近い卵焼きです。
もちろん、家庭の味を守り続けたいという料理もありますし、様々ですが、主人にももちろん家庭の味があるわけです。
主人は醤油のみの卵焼きだったそうです。
つまりは両家の間の味をとって、さらに自分のオリジナルを加えたのです。

よい牧場でよい牛肉

結婚することで両家の大事にしたい家庭の味がそれぞれあります。
それをどう生かしていくのか、またいろいろな料理に自分のオリジナルを少しずつ入れたり、今回の卵焼きのように大胆に変えたりすることはとてもいいことだと思います。
ちなみにこの家庭の味で主人と付き合い始めたころ、けんかしたことさえあります。
私の子どもたちも結婚したら、家庭の味と新しい家庭の味に折り合いをつけて、新たに子どもたちの味を作っていくのだと思ったら、すごく素敵なことだと思います。
でも、そうやって伝えられ続けた家庭の味なら、明日は味を変えずにたまには甘い卵焼きやしょっぱい卵焼きをお弁当に入れてあげてもいいかもしれません。

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