想定外だったいろいろな事

地方の老舗アパレル系中小企業で、企画として採用。
割に風通しの良いイメージがありましたが、実際入社したら男性にとっては風通しの良い職場で、ムラ社会といった雰囲気。
女性社員は週末に予定がありいつもよりおしゃれをしていたり、定時にあがるだけでも揶揄される始末。
おまけに結婚は?彼氏は?ということをズケズケと聞いてくる状態でした。

それでも仕事は好きだったので我慢をしていましたが、上層部が為替デリバティブ取引で失敗をし、ボーナスが全くでなくなり、定年間近の人を早期退職にする処遇にでました。
牧歌的な雰囲気の老舗の中小企業だったので、創業以来の会社の方針に社員はすごく動揺し、社内の雰囲気がいっきにギスギスしてきました。
同じ企画の部署には一人だけ女の先輩がいましたが、優しいタイプだったので男性社員にひどく八つ当たりをされ、メニエールを発症し退職。
このままだと次は自分だと思い、転職を決意しました。

業種を問わず、とにかく男尊女卑の強い雰囲気の会社は避けようと思いました。
前職が郊外に事業所があったので、今度は市街地にあるところがいいというのも条件でした。
転職先は女性管理職が多くいたため、そういったことは全くなく、自分の意見に責任は持たないといけませんが、発言を控えたりためらったりという必要がないことがとても気が楽になりました。
あと、中途採用者が多いので年齢と能力が比例する、というわけではない明瞭さが快適でした。

各種サイトやエージェントも利用しました。
転職をする際には、決まってから辞める、これが大原則だと思います。
しかし営業職でなければなかなか面接に行くのは難しい、という方も多いかと思います。
私の場合ですが、牧歌的な雰囲気の中小に勤めていて、それまで真面目にやってきていて、先輩が病気で退職したので、ずるいかもしれませんがすぐに辞めるつもりはなくカマかけで辞表を提出しました。
そうすると必然的に仕事が回らなくなることが目に見えていますので、よっぽどでなければ慰留してもらえるはずです。
そこから上層部と交渉し、仕事に手を抜かないという条件で堂々と有給で転職活動を行うことの承認を得ました。
そういった見極めも大事かと思います。