ものづくり

私は自他ともに認める、ものづくりを趣味にしている人間だ。
ものづくりと言ってもだいそれたものではなく、ビーズを使ったアクセサリーや冬ならマフラーなどを編み、思い立つと豆本と言って5センチくらいの大きさの本を作る。
自分でも手先は割と器用な方なのだ。
手作り品が苦手な人もいるだろうし、人に上げることはめったにしないのだが、知り合いの結婚式で使う、リングピローやティアラまで作ったことがあった。
正直、自分の結婚式の道具ぐらい、自分でやったらどうかとも思ったが、それは内緒のはなしだ。

もともとの性分から、学生時代も工作の授業や、中学高校は美術の成績は良かった。
ただし、絵はそこそこの出来で、もっぱら木箱のオルゴール作りだとか、スタンドランプを作るなどの組み立てる作業がとても得意だった。
嫌いな人からすると、よくもそこまで細かい作業ができるな、と感心される。

しかし、黙々とこの細々した作業をするのが私は大好きなのだ。
ちなみに、洋服作りも嫌いではない。
体型が、市販のものより小さいので、自分に合うサイズというのがなかなか無い。
ならば作ってしまえ!というのが私なのである。

好みの服が作れるし、多分予算も既成品より安くてすむ。
いいコトづくしである。

ただ、あまりに熱中しすぎて寝食を忘れがちになってしまうのはいただけない。
気づいたら夜中だった、なんてことはざらにある。
ここまで出来たら休もう、とは思っているのだが、なんだかんだ完成まで作り上げてしまう。
ここだけは改善しなければいけないな、と思っている。

まだ寒い冬ではあるが、そろそろ春物の服でも作ってみようかと考えていたりする。